大切な家族である2頭の愛犬ぽちくん&ちぃこ。 ぽちくん亡きあとひとりっ子になったちぃこのわがままいっぱいな日々をつづる、 「老犬介護な日々」番外編(2008年6月2日夜、ちぃこはぽちくんの住む国へ旅立ちました)。
尊厳
2012年11月10日 (土) | 編集 |
11月10日

5日(月)、実家の父が誤嚥性肺炎で救急搬送されました。
夏に体調を崩して以来、一進一退の状態が続いてはいたのですが、今回はかなりシビアです。
即入院となり、集中治療室に入ることになってしまいました。
ですが、意識ははっきりしている父は、突然の環境の変化についていけなかったようです。
認知症の周辺症状がかなり進んでしまい、暴れたり、暴言を吐いたりするため、病院側からは、いわゆる「身体拘束」の同意書へのサインを再三求められていますが、それは拒否しました。
また、自力で排尿できるにもかかわらず、尿道にチューブを入れられたことに対して、父は怒りを爆発させてしまいました。
「そんなことまでして、生きながらえようとは思わない!」
父はそう言い切ったそうです。

そして、それは家族も同じ思いなのです。
たとえ、お別れの日が早く来ることになってしまったとしても、父が望まないこと、苦痛に感じることをしてまで延命しようとは思いません。

「人としての尊厳」
かあちゃんは今、そのことを痛感させられる毎日なのです。

余談ですが、7日(水)の夜、仕事が終わってから、びーちんを車に乗せて、高速をとことこ走り(笑)、実家へ行ってきました。
実家には2泊して、病院へ足を運び、父の様子を見たり、担当の先生とお話ししてきました。
父のことが気になる一方で、びーちんの様子も気になりました。
車が苦手なのはわかっていたけれど、環境の変化にも弱いびーちん、今回の強行軍はかなりのストレスになってしまったようです。
あちらにいる間、突然ぶるぶる震えたり、ごはんに口をつけようとしなかったり。。。
幸い、最終日にはかなり落ち着いて、母や姉を遊びに誘ったりしていましたけれど(笑)。
明日からまた、びーちんを帯同して2泊の予定で実家に行く予定ですが、びーちんは大丈夫だろうか。
父のこと、びーのこと。。。
心配の種は尽きません。白髪が増えそうです(爆)。

来週早々、改めて父の担当医とお話ししなければなりません。
今回の入院中に担当医がかわり、新しい担当医からは、誤嚥やむせ込みのために口から食べたり薬を飲んだりすることは難しいので、経鼻栄養・薬剤投与を強くすすめられていますが、ほんとに全く口から食べることができないのか、改めて確認しようと思っています。
経鼻の場合、苦痛からチューブを抜いてしまわないように身体拘束することへの同意も求められますが、それは絶対にしたくありません。
多大な苦痛を伴うとわかっていながら鼻にチューブを通し、手足を拘束してしまったら、父の「生きる意欲」は著しく低下してしまうことでしょう。
家族として、そんなことに同意はできません。

元気になってほしい。
長生きしてほしい。
でも、そのために、「人としての尊厳」を損なうようなことをしてもいいのか。
本人が望まないこと、多大な苦痛を伴うことをしてまで生きながらえることが、ほんとに幸せなのか。
正解はないと思うけれど、かあちゃん自身は父と同様、「そんなことをしてまで、生きながらえようとは思わない!」と思っています。